宮川泰氏逝去に思う(宇宙戦艦ヤマトの想い出)
作編曲家の宮川泰(ひろし)さん3月21日に逝去なされたことは周知でしょう。
宮川さんといえば、やはり宇宙戦艦ヤマトの主題歌・音楽担当で若者には少しは知られていたのかな。ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」が年輩の人には有名でしょう。他にも「おもいっきりテレビ」のテーマソングなど、数々の日本の音楽シーンで活躍された数少ない人の一人です。今、同じような境遇の大家といえば小林亜星さんくらいになってしまいました。
人柄については詳しくは知りませんが、ユーモアのある方でした。
ここではやはり、宇宙戦艦ヤマトについて少し触れておきます。
そのテーマはアニメソングの金字塔といっていいものになりました。しかしながら、宇宙戦艦ヤマト自体の初回放送はさんたんたるものだったのです。当時、兄がどうしてもこのアニメを見たく、つきあいで見ていたのですが、学校で話題になるのは裏番組の「猿の軍団」だったのです。その後、映画化などのきっかけでブレイクを向かえ、裏番組を見ていた仲間たちも調子こいてブームにのっかってきましたw。
ヤマトのテーマソングは、実ははじめ、ささきいさおさんではなく、子門真人氏が歌う予定だったというのはご存知でしょうか?ささきさんは他にもゲッターロボなどのテーマソングを歌うなどしていますが、有名になったのはヤマトがきっかけだと思います。ヤマトの音楽はほとんどが交響楽式バンドによる演奏であり、他のアニメソングとは一線を画しています。それはやはり、宮川さんによるところであり、テーマソングだけではなく、アニメ中に挿入されるBGMもみんな素晴らしい仕上がりになっています。一度、音楽仲間(特にクラシックかぶれを少しもつ)にイイヨと話したら、「たいしたことない」といわれ、ムッとした記憶があります。緻密に計算されていながら、心にグッとくる曲ばかりなのに。印象的なのは女性ソプラノによるスキャットが特に美しいんですよね。イスカンダルのイメージにはぴったりだと思います。また、エンディングの「真っ赤なスカーフ」は隠れた名曲中の名曲です。
アニメソングと片付けてしまうには(別にアニソンを蔑視しているわけでは全然ありません)違う範疇です。他にこれに匹敵するレベルがあるとすればルパン3世のテーマでしょう。これは大野さんという巨匠によるものなので、当たり前といえば当たり前の出来です。しかし、アニメサントラとしては自分が考える中で一番だと思います。思い入れも多分にありますが・・・。
でも、正直、ヤマトは1作目だけです。正直な感想を言えば、宇宙空間であれはないのです。宇宙空間は前後左右・東西南北・上下ありませんので、戦艦や飛行機という形自体おかしいですし、波動砲を前に撃つにはその衝撃を受け止めるためにそれと同じエネルギーをもったものを後方へ噴射することとかが必要になるはずです。ま、夢を壊すのはこれぐらいで大人になりましょう。
多くの人は原案が豊田有恒氏ということを知らないと思います。この小説を読むと面白いです。真田さんは実はアンドロイド?だったとか、島とかも死んじゃったはずでし、最近読んでないのでよく覚えてませんが、アニメや漫画のヤマトとかなり違ってシリアスです。一読の価値はあるかも。
ちなみに一番はじめに発売されたヤマトのプラモデルは第三艦橋部分がゼンマイ式の車輪になっており(笑)、私も製作しましたが、お風呂で遊んでストーブの傍において乾かしていたところ、波動砲のような熱線を浴びてもろくも原型をとどめなくなってしまったのでした(爆)
なんにせよ、素晴らしい曲を提供してくれて、感動を与え続けてくれる宮川泰さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
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オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト Part1 TVサントラ ささきいさお ロイヤル・ナイツ コロムビアミュージックエンタテインメント 2005-05-18 by G-Tools |
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THE HIT PARADE Hiroshi Miyagawa 宮川泰 大阪市音楽団 宮川彬良 コロムビアミュージックエンタテインメント 2002-11-21 by G-Tools |
※朝日ソノラマ刊・石津嵐著・豊田有恒原案「宇宙戦艦ヤマト」文庫は入手困難なようです
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